顔ハメ好きならぜったいに行くべきだ!『サイボクハム』《埼玉県日高市》
埼玉県日高市にあるサイボクハム。
ここにはかわいい子ブタたちが飼育されていたり、豚肉を使ったレストランやお店があったり、天然温泉施設まである「ブタのテーマパーク」です。
そしてそして、
ブタのテーマパークという点だけでも十分に楽しめる場所なのに、ここには異常なほど顔ハメ看板がジュージツ!
しかも「ただただ枚数が多い」ってだけじゃないんですよ。
●量と質!どちらも兼ね備えた最強の顔ハメパラダイス!
サイボクハムの顔ハメ看板は全部で7枚。
レストランや温泉など、各施設の前に設置されており、
その施設を満喫したあとに楽しく記念撮影を行うことができるようになっています。
ぼくは普段
「顔ハメ看板は、世界で最もステキな記念撮影アイテムだ!」
を合い言葉に活動していますが、サイボクハムの顔ハメ看板はまさに
「サイコーの記念写真を撮るアイテム」
としてバッチリ機能しまくっているのです。
穴の大きさもちょうどいいし子供から大人までフィットしやすいので、まるでホンモノの写真みたいに顔をハメられちゃうところがサイボクハム顔ハメ看板のすんばらしいところ。
「サイボクハムにまつわる何か」になりきれるので、ちょっとした変身願望も叶えてくれる。これも魅力的ですなぁ!
ちなみにこれらの看板は、実際のサイボクハムの職員さんの写真の顔部分に穴を開けて顔ハメ看板にしているんだとか。
例えばこの顔ハメ看板。
ぼくは以前縁あってサイボクハムで顔ハメイベントを行ったんですが、その際になんとこの看板のモデルとなった職員さんに初めて会うことができました。
「サイボクハム内にある顔ハメ看板をみんなで廻ろう!」という内容のイベントだったのですが、そこでサプライズ的に登場して下さったんです。
顔ハメ看板のモデルとなった方にお会いするというのは、僕にとっては有名人に会うくらい興奮するできごと。
イベントはその後「ご本人によるご本人顔ハメ看板へ顔ハメタイム」 という謎タイムが繰り広げられ、異様な盛り上がりを見せたのでした。
それにしても、サイボクハムにはどうしてこんなに顔ハメ看板が多いんだろう?
ぼくは今までずーっと疑問に持っていました。
いったい誰が、こんなにたくさんの顔ハメ看板を設置しているんだろう?
イベントを通じて、より疑問は強まりました。
そしてその疑問の答えは、どうやらこのサイボクハムの社長さんにあったみたいなのです。
●サイボクハムの社長さんは和製ウォルト・ディズニーだ!
顔ハメイベントでサイボクハム内を廻っていると突然、ひとりの男性が乱入してきました。
「皆さん、楽しんでもらってますかぁ!?」
「誰なんだろう?」
と思っていると他の職員さんがぼくにこそっと教えてくれました。
「兄さん、あの人がウチの社長ですよ」
「しゃちょおおお!!!???」
びっくりしました。
社長さんはニコニコしながら参加者の皆さんに、サイボクハムの魅力をたくさん話し、あろうことか参加者の皆さんと一人ずつ顔ハメトゥギャザー!
もうサービス精神がハンパじゃないんです。
顔ハメイベント終了後、改めて社長さんのもとへご挨拶に行き、ずっと気になっていた質問をぶつけてみました
「どうしてサイボクハムにはこんなにたくさん顔ハメ看板があるんですか?」
すると社長さんは言いました。
「僕はね、来たお客様全員に楽しんでもらいたいんだよ」
どうやら顔ハメ看板の設置は元々社長さんの発案で決まったみたいなのです。
先ほど参加者と顔ハメトゥギャザーしまくっていた社長さんの姿を見たあとのこの言葉は、とてつもない説得力を持ってぼくのもとにお届けされます。
さらに社長さんは続けます。
「そういえば、君はウチの天然温泉のなかにある喫煙ルームに行ったことはあるかね?」
「喫煙ルームですか?いやぁ、ないですねー!ぼく、タバコ全く吸わないので」
「じゃあぜひ見てほしい!こだわってつくったから」
そういうと社長さんはぼくを天然温泉の喫煙ルームに案内してくださいました。
めちゃくちゃ疑問に思いながらも喫煙ルームの前に向かうと
国ができていました。
扉をあけて入国してみると
そこには、喫煙ルームとはとても思えないファンタジックな世界が広がっていました。
そしてこの国の住民はみんな楽しそうにタバコを吸っています。
社長さんは言いました。
「よくいろんなところに出かけると、喫煙所だけは遠いところにあったり、すごく狭いところに押し込むようにあったりするでしょ。僕はここに来た人全員に楽しんで帰ってもらいたいからタバコ吸う人にも肩身の狭い思いをしてほしくないんだよ」
社長さんの心遣いとサービス精神には、もう感動すら覚えました。
なんでも、そんな社長さんご自身も昔はヘビースモーカーだったらしく変わりゆく時代のなかで肩身の狭い思いをしてきた一人だったのです。
だからこそ、ココに来たときくらいは「タバコを吸う」ということにも楽しんでほしいと思ってこんな国をつくったのでしょう。
この一件以来、ぼくはサイボクハムの社長さんのことを勝手に「和製ウォルト・ディズニー」だと思っています。
何度でも言いますが、サイボクハムの顔ハメ看板は本当にすばらしいです。
顔ハメ好きなら死ぬまでに絶対に一度はハメるべき看板だと断言します。
そして看板を通じて見えたサイボクハムのいろんな表情を見ると、きっと社長さんの仕掛けたワクワクとドキドキをたくさん感じられることでしょう。
【サイボクハム詳細情報】
各施設によって営業時間、定休日は異なるためHPを参照。
【アクセス】
■東武東上線「鶴ヶ島駅」西口下車 東武バス「サイボク」行き終点
■JR川越線「笠幡駅」下車 東武バス「サイボク」行き終点
■西武新宿線「狭山市駅」西口下車 西武バス「サイボク」行き終点
ちなみにサイボクハムにある天然温泉は、社長さんが夢でブタに「ここ掘れブーブー」と言われたことで実際に掘ってみたところ温泉が出現したんだとか。